とにかくオリジナルグッズを作ろう

前のカレンダー企画の記事でも軽く触れましたが、数年前と違って今は、印刷技術の著しい向上とNET上でのデータのやり取りが容易になったことにより、印刷を業者に頼むことは以前よりも敷居が低くなっていると感じます。以前は500個以上が最低ロットというのは当たり前でしたが、今ではロット数(受注の最低個数)がそれ程多くなくても受注してくれる業者も増えていますし、納期のスピードも格段に早くなっています。

何度も言いますがハンドメイド(自分で作った作品)を販売して一定収入を得るのは、その作製にかかる時間と単価のバランスによっては非常に大変なことですしついついエネルギーを使いすぎてしまい、時には『もう作るのすら嫌だ!』なんてことにもなりかねません(笑)

そこで自分の作品を作りながら、同時に自分のオリジナルグッズの販売を企画してみましょう。『私がやりたいのはそういうことじゃないし…』『作るのは好きだけどデザインなんてやったこと無いし…』の様に否定的な考えが頭に浮かんだら。もう一度自分の目的について考えてみて下さい。ハンドメイドで一定の収入を得るという目的を達成するには『作る頭』と『売る頭』が必要になります。この二つを使い分けて下さい。

このオリジナルグッズの企画は単に売上だけを狙ったものでは無いことはお解りかと思います。あくまでも自分達のハンドメイド作品に付加価値を付けることによって価値を上げる為の手段のひとつですので、是非あなたの手作り作品に対する気持ちを表すようなをデザインを考えましょう。あなたの大切な屋号をブランド化(ブランディング)するのです。

例えば裁縫が好きで帽子や洋服を手作りしているならハサミや糸巻きをモチーフにしたデザインとあなたの屋号のロゴ(無ければ早速作りましょう)を組み合わせてイラスト化したものを大きくプリントしたトートバッグはいかがでしょうか?あなたのファンであれば欲しいと思うでしょうし、買ってくれた方が使ってくれることによりさらに宣伝が広がっていきます。お洋服でればオリジナルハンガーなんかもいいですね。

魅力的なデザインになるように、絵が得意な友達や知り合いのアーティストに依頼するものひとつの方法です。是非ともお客様に喜んでもらえる素敵なオリジナルグッズを作ってください。僕は下にリンクにある『Tシャツくん』を持っているので、マジックで描いた絵をシルクスクリーンの版にしてトートバッグにプリントして販売してました。最初は少し難しいかもしれませんが、慣れると時間がかからずにTシャツやトートバッグなんかに簡単にプリントすることが出来ます。



下の写真は僕が初めて『Tシャツくん』で作ったオリジナルトートバッグです。フリーマーケットでキノコのあみぐるみと一緒に売ったら完売したこともありました。といっても10枚程度ですがw。最初っだのて少しシンプル過ぎましたが、それがかえって可愛いと中々評判でしたよ。

トートバッグは無地Tシャツの多衣夢工房で購入しました。Sサイズのトートバッグが一番良く売れましたね。色がたくさんあって色々作ってみたくなりますが、結局は黒地(白インクでプリント)とナチュラルカラーが人気です。なるべく色は絞った方がいいと思います。トートバッグ以外もTシャツやパーカー等もありますのでショップカタログを見ながらイメージを膨らませてみましょう。




きのこのミニトートバック.jpg
今は新しいデザインを考案中なので、そちらは出来たらこのブログで発表しますね。


最近ではこちらのサイト⇒canvathさんのように在庫をかかえる事無く一個からオリジナルグッズを作ってお客様に届けてくれるサイトもありますので利用してみましょう。

https://canvath.jp/items

お客様から注文を受けたらcanvathへ発注する。これなら在庫をかかえる必要が無いので資金が全くなくても直ぐに始められます。簡単に写真や絵のデータを埋め込んでシュミレーションが出来るので先ずはサイトに入って見てみてください。ひとつの単価はそれなりの値段はしますが、あまり欲張らず、ひとつにつき300円~1,000円程度の利益で考えれば販売価格もちょうど良い値段になります。最初は自分で使ってみたり、お友達にプレゼントしてみるのもいいですね。『先ずは作って見てもらう』何に関してもこれが基本です。

人気のスマホケースからクッションまで取り扱い商品の種類も多くて作成ツールも使いやすいですので、『誰がどんな風に使うのか』を思い浮かべながら商品をイメージしましょう。自分のロゴやブランドを押し付けるようなデザインにならないように気を付けましょう。 自分のブランドを知らない人でも欲しくなるようなデザインを常に意識して考えるのがポイントです。

アイデア次第では更に応用して自分の商品の幅を広げることが出来ます。例えばcanvathの商品と自分のハンドメイドをコラボレーションさせても面白いですね。オリジナルコンテンツをプリントしたスマートフォンケースに更にデコレーションするというのも商品の幅が広がりそうです。テーマをリンクさせたハンドメイドのストラップ等とセット売りすることも出来ます。このように工夫次第で、少しの手間で高い価格を付けられる商品も出来ます。

無料でWEBショップを作ることが出来るこちらのBaseを利用すれば、今説明したcanvathと連携していますので作ったスマホケース等を直ぐに販売することが出来ます。





色々と研究して、工夫して、素敵なオリジナルグッズを作っていきながら、まだ生まれたばかりの小さな自分のブランドを少しずつ育てていきましょう。