数千円で自分のお店を持った気分になれるという、駆け出しのハンドメイド作家さん達にとっては嬉しいサービスのお店ですよね。もっとたくさん増えてくれたら良いのになって思います。
でも、こういったお店にもデメリットがあります。
このような営業形態の場合、お店としては箱の貸代だけでそれなりの一定の利益が上がるため、『商品を売ろう』という意識が低くなってしまうんですよね。もし、商品が売れなくても、自分で在庫を抱える心配も無いですし、ハンドメイド販売をしたい!と思っている人は世の中にたくさんいますので、箱に空きが出たとしてもすぐに次の作家さんが入ってくれます。
また、お店としては箱が空いてしまうことが一番の損失となるため、持ち込まれた作品がどんなものであっても断らずに受け入れてしまいまう傾向にあります。そうすると、編み物を始めたばかりの人が作ったアクリルタワシが無造作に並べられていたり、お年寄りが趣味で書いた絵ハガキが並べられていたりと、雑貨店としてはあまり魅力が無いお店になってしまいます。(いや、それはそれで魅力あるんですけどねw)
勿論、全部のお店がそういう訳じゃないですし、ちゃんと販売について考えれていて人気もあるお店もたくさんあります。ただ、営業形態としてはとても理にかなっているのに、世の中のハンドメイドブームに反して、こういったお店が減少しているのはなんでかな?ってふと思ったんですよ。
以前に委託販売の雑貨店を経営し始めたのも、『自分の手と自分の感覚を存分に盛り込んだ作品を販売して生きる糧にしたい!』と願う作家さん達のお手伝いを出来ればと思ったのが最初でした。…というのは少しかっこつけ過ぎですね(笑)。
でも、当時バブル時代が終わり、それと同時に大量生産で流されていくだけの時代が終焉を迎え、より人々の中にある創造の種が花を咲かせる時代が来る!と理由もなく確信していたのは本当です。
今直ぐという訳じゃないですけど、またそんなお店を開こうと考えています。その時は今日の記事に書いたようなレンタルBOXの委託販売にしようかなとw。
でも、どうせやるなら従来の形をぶっ壊してめっちゃ素敵なお店にしたいです。先ずはこの『レンタルBOX』っていうネーミングからなんとかしなきゃって思うところです(笑)。
今のうちから色んなアイデアやイメージを膨らませてながらビジョンを鮮明にいきますよ。今、このブログを読んで下さっている人達の中から将来僕のお店に作品を預けて下さる方がいらっしゃるのかも…、なんて考えるだけでワクワクしますね。いや、きっといらっしゃるでしょう。
なんて、今日は最後すっかり僕の話になってしまいましたが、本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。