フリーマーケットで使うとよく売れる什器とは?

ハンドメイド販売を行う上で、フリーマーケットやイベントでの出店は、お客様と顔を合わせて自分の作品をアピール出来る絶好の機会ですし、やり方によってはまとまったお金を稼ぐことが出来る貴重な場所です。

僕も数年前は代々木公園等で行われる大型イベント等に出店をしていましたが、昨今では出店料もかなり高くなり、その分の売上を上げようとすると準備にかなりの時間がかかってしまう為、今は出店料等や経費とのバランスを考えて自分のペースで出店をするようにしています。

お店の中のきのこ.jpg

当時は自分でお店を経営していたので、商品がある程度豊富であったこともありますが、良い時では2泊3日でのイベント等で50万円以上の売上をあげたこともあります。当然、売れる日ばかりではなく、天候やイベントの集客状況によって売上は大きく変動するものなので、毎回『絶対に赤字だけは出さない』という気持ちで準備を行うことが大切です。出店料、交通費、材料費を下回ればその日の売上は赤字ということになります。そのイベント出店時の『損益分岐点』を意識する習慣をつけましょう。

在庫数、値付けは勿論のこと、やはりお客様の目にとまるようなディスプレイをすることは売り上げを上げる為の重要な要素となります。具体的にどのようなディスプレイをすれば良いのかの詳細についてはこの記事では割愛しますが、ポイントをいくつか書いておきます。

ディスプレイを立体的にしましょう。高さ、奥行き、幅、がありますが、特に高さを持たせることによって他店との差を付けることが出来ます。当日他のお店もよく観察して素敵なディスプレイだと思ったらそのポイントをメモしておきましょう。

あまり奇をてらったディスプレイにしないようにしましょう。アート感を意識する余り、装飾品を使い過ぎたり、商品の置き方にこだわり過ぎてしまうと、お客様の目を引くことは出来るかもしれませんが、『商品感』が薄れて、逆にお客様の購買意欲が薄れてしまうことがあります。主役は『商品』であることを忘れないように気を付けましょう。

商品を作る時に『どのようにディスプレイするか』もイメージしながら作品作りをしましょう。こうすることによって、迷わずににディスプレイ出来るだけでなく『商品感』もアップします。予め、自宅でディスプレイのシュミレーションをして、当日の会場でどのようにお客様の目に映るかをイメージしてみるのも良いと思います。

『商品感』とは:そのモノは、観賞用のアート作品ではなく、あくまでもお客様から見て買うか買わないかの選択をさせる『商品である』ことを意識させるような雰囲気のことで、僕が作った造語です。例えば、同じ缶バッジでも、ひとつひとつビニール袋に入れて台紙を付けると『商品感』はアップします。

ハンドメイド販売のフリーマーケット出店では、什器(じゅうき)を使うことによって『商品感』が更にアップします。布を敷いてただ商品を並べただけのディスプレイと、什器を使って立体的に商品をディスプレイするのとでは、設定出来る値段も変わって来ますので什器を使ったディスプレイは本当に重要です。勿論、値段が高く見えるようにディスプレイして、実はそれ程高くない値段設定にする、という『ギャップ』を取り入れたやり方をすれば客様にもっと喜んでもらうことが出来ます。

自作でオリジナルの什器を作ることが可能あればそれがベストですが、全てを一から作るには時間もかかりますし、かえってコストがかかってしまう場合もありますので、下にいくつか値段も手頃で、使える什器をを並べましたので、参考にしてみて下さい。こういったものへのある程度の投資は先々のことを考えれば必要となりますので、出来る範囲で少しずつでも揃えていくようにしましょう。

ドラキュラの棺桶のフォルムが可愛い飾り棚。


自分で色を塗ったり、布を貼ればかなり使えそうです。


単価は安いですがポストカードはフリーマーケットでも売れ筋商品です


ピアス等の小物のディスプレイに使えます(1,627円)


ネックレスのディスプレイには必須です。


 
帽子が飾れるヘッドトルソー。何より折りたためるのは嬉しい。


※こちらに掲載した商品は同じAmazon内でも値段が異なるものがあります、購入される場合はご自身でご確認の上ご購入下さい。

什器と商品の相性が合っていると見た目もスッキリして商品の魅力が更に増します。先ほども言いましたが、自分のハンドメイド商品の雰囲気や大きさにあった什器を自分で作ってみることをお勧めします。なるべく持ち運びが便利になるように工夫しましょう。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。






ベイス